社長を目指す方程式

グーグル“直伝”の上司のルール 部下の生産性を高める方法とは (1/2ページ)

井上和幸
井上和幸

《今回の社長を目指す法則・方程式:Google「13の秘密の質問」》

 新型コロナ感染拡大から1年が経過しました。2度目の緊急事態宣言も10都府県で3月7日までの延長戦に入っており、全ての上司の皆さんがこの環境下でマネジメントに奮闘されていらっしゃいますが、ここ最近、私が上司の皆さんから折々相談されるのは、「どうもチーム全体に、漠然とした停滞感が漂うんですよね…」「踏ん張りどころですが、昨年のような危機意識の醸成が、部下たちに対して効かなくなってきて困っています」というような話です。

 気合いだけで乗り切れるレベルではもはやなく、張り詰めた気持ちを保ち続けるのはもう限界に近いです。危機対応の短期決戦モードから、ウィズコロナが常態化するにつれて、いかにこの持久戦を戦い、部下の生産性・やる気を高めるかというところに、上司の皆さんのテーマが移っています。

 グーグルが明かす優れたマネジャー「10の条件」

 これに関して、上司の皆さんに役立てていただきたいのが、グーグルが自社での研究成果を公開した「Googleマネージャーの行動規範」です。これは、グーグルが膨大な時間とコストをかけてチームのパフォーマンスやメンバーの生産性と上司のタイプの関係性を調べ、そこから優れたマネジャーの10の条件を挙げたものです。私も各処でご紹介しています。

  • 良いコーチである
  • チームに任せ、細かく管理しない
  • チームの仕事面の成果だけでなく、健康を含めた充足に配慮し、インクルーシブ(包括的)なチーム環境を作る
  • 生産性が高く、結果を重視する
  • 効果的なコミュニケーションをする-人の話をよく聞き、情報を共有する
  • キャリア開発をサポートし、パフォーマンスについて話し合う
  • 明確なビジョンや戦略を持ち、チームと共有する
  • チームにアドバイスできる専門知識がある
  • 部門の枠を超えてコラボレーションを行う
  • 決断力がある

(Google re:Work ガイド「優れたマネージャーの要件を特定する」より)

 これに基づきグーグルでは、部下から上司に行われる「アップワード(上方)フィードバック調査」が半年に一度行われているそうです。上司が部下をではなく、部下が上司のスコアリングを行うのです!

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