最強のコミュニケーション術

年度初めのツケが招く顛末 「仕事の抱え込み」を心理的にやめさせるテクニック (3/3ページ)

藤田尚弓
藤田尚弓

自分自身が仕事を抱え込むタイプなら 生産性の上げ方

 この記事を読んでいるあなた自身が仕事を抱え込むタイプだということもあるでしょう。多くの仕事をこなすことで評価される部分はあると思いますが、長期的なデメリットを甘く見積もっていることに気づいてください。休息がとれないと、自分の心や体に影響を及ぼすだけでなく、家族や友人などの人間関係にも悪影響を与えてしまいます。

 仕事には必ず優先順位をつけ、それぞれに少しチャレンジングな締め切りを設けましょう。メリハリをつけて仕事をすることで、意識していない時に比べて時間の余裕ができると思います。自分との会話、セルフコミュニケーションで心持ちを変えてみましょう

セルフコミュニケーションの例

「余裕時間を生み出すようにするのも、仕事のうち」

 できた余裕時間にぜひやってほしいのは、整理整頓と身体のメンテナンスです。不必要なものは定期的に時間をとって処分していかないと仕事の効率が落ちます。いつか使うだろうと取っておいているものも、定期的に新しくし、使いやすいように整理しておきましょう。

 運動、ストレッチ、通院など、身体のメンテナンスも、仕事の効率を上げるために大事なことです。後回しにするのをやめると、生産性が上がることを実感できると思います。

セルフコミュニケーションの例

「メンテナンスで生産性を維持して、また頑張ろう」

能力を最大限に発揮するためには「余裕」が不可欠

 繁忙期など短期間であれば、仕事を抱え込んでしまうのも問題ないと思います。しかし、忙しい状況が慢性的に続いている場合には、思いきって周りの人に相談してください。言いにくいと感じる理由は複数あると思いますが、同僚や上司などに相談をすることが、声を上げられない人の助けになるケースもあります。

 自分の良い部分を最大限に活かし、貢献していくためにも、ある程度の余裕は必須です。新年度は新しいことにチャレンジするのにも良いタイミングです。働く人にも優しく、よりよい成果が上げられるようトライしてみてください。

藤田尚弓(ふじた・なおみ)
藤田尚弓(ふじた・なおみ) コミュニケーション研究家
株式会社アップウェブ代表取締役
企業のマニュアルやトレーニングプログラムの開発、テレビでの解説、コラム執筆など、コミュニケーション研究をベースにし幅広く活動。著書は「NOと言えないあなたの気くばり交渉術」(ダイヤモンド社)他多数。

最強のコミュニケーション術】は、コミュニケーション研究家の藤田尚弓さんが、様々なコミュニケーションの場面をテーマに、ビジネスシーンですぐに役立つ行動パターンや言い回しを心理学の理論も参考にしながらご紹介する連載コラムです。更新は原則毎月第1火曜日。アーカイブはこちら

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