- 面白さを見出すことができなかった。
- 面白さを感じていたが、成長や思考の変化とともに面白さを感じるポイントが変化した。
こういった場合は、転職を考えるいいタイミングだと思います。一度しかない人生、1分でも多く楽しい時間を過ごして欲しいと私は思います。
自分の会社のトップを信じることができるか
- 従業員が、自分が勤める会社の経営者を信用できなくなる。
これは私自身、経営者として日々考えさせられる内容です。先輩経営者からこのお話を聞いた時に、改めて背筋が伸びる思いをしたことを今でも覚えています。
経営者というのは、信用が何より大切で、信用によって、提供するサービスのユーザーや株主の方、そして従業員のみんなに支えられていると日々感じています。だからこそ、真っ当に生きていくこと、嘘をつかないこと、日々の感謝を忘れないと常々思っています。ただ、自分は決して完璧ではありません。そのため、このお話を聞いて、「トップとして信じてもらえること」は何よりも目指し続けなければいけないことなんだと再確認しました。
これを読んでいただいている方が経営者の方であれば、この言葉を共有したいと思いましたし、従業員の方であれば、今後のキャリア人生を歩む上で、一つの考え方として持っておくことをお勧めしたいと思いました。
もう一つ、従業員の立場の方々に重要なことをお伝えしておくと、「信用=好き・嫌い」ではありません。会社の中で経営者に対してあなたが見えていることは意外と一部であることを忘れないでください。経営者はあなたが考えてもみないことを考えていたり、対応していたりします。また、あなたがしたことを意外と見ているのも事実です。
それらが理解できるのであれば、「今の会社で働き続ける」という選択肢は有効だと思います。そう思えないのであれば、次の道に進むことも選択肢の一つかもしれません。
仕事で悩んだときのチェックポイントに
- 自分の仕事に誇りを持てるか
- 今の仕事に面白さを見出す努力をしようと思えるか
- 自分の会社のトップを信じることができるか
冒頭でも触れましたが、これらは私がとある経営者の方に聞き、感銘を受けたお話をもとにお伝えしたことです。経営者としてこのお話を聞けたことは非常に幸運だと思いました。
このお話は、部下を抱えるマネージメント職の方にも通じるお話だと思います。そして、私が受付嬢だった時のことを思い出してみても、従業員の立場でこういった視点を持ちながら仕事に就くことは、非常に有意義だと思います。
会社は社会の一部である。働くことは社会に貢献することである。これは立場に関わらず言えることです。きっと私もこの先迷うことや悩むことがあるでしょう。そのたびにこのお話に支えられるだと思います。
【元受付嬢CEOの視線】は受付嬢から起業家に転身した橋本真里子さんが“受付と企業の裏側”を紹介する連載コラムです。アーカイブはこちら