働き方

ひろゆき「僕が『就職人気ランキング上位の企業は中長期的に潰れる』と考える理由」 (1/2ページ)

 就職先はどう選ぶのがいいのか。「僕は『学生人気企業ランキング上位の会社は、中長期的に潰れる』という仮説を持っている。上位の会社にはロクでもない人材ばかりが集まっているのでやめたほうがいい」という--。

 ※本稿は、ひろゆき『無敵の思考』(だいわ文庫)の一部を再編集したものです。

 ひろゆき流ルール:仕事の「選び方」を間違えない

 ■年収で選ぶとロクなことがない

 世の中で天職に就ける人は、そんなに多くないと思います。僕のまわりにはエンジニアが多いのですが、彼らの中には、「プログラムを書くこと」そのものが楽しいという人種がたくさんいます。

 けれど、就職活動などを思い出してもらえるといいのですが、「給料」で仕事を選ぶ人がたくさんいるのが現実です。

 「就職ではなく就社だ」とよく揶揄されますよね。

 一般的に、「年収1000万円信仰」というものが存在します。これはずっと昔からあるものです。

 「会社とかあんまりよくわからないけど、たぶん年収が高いほうがトクだよな」という感じで会社を選ぶと思うのですが、年収が高いことの裏側には、様々な理由があります。

 「めちゃくちゃ優秀な人しか入れないから年収が高い」という会社と、「年収を高くしないと人が来ない」という会社には、働く上でかなり大きな差があります。

 それを考えずに、ただ年収を偏差値みたいな指標にして仕事選びをすると、幸せに働くことはできません。

 もうひとつ、多くの人が仕事選びで間違っていることがあって、それは、「転職しないほうがいい」という先入観です。

 ■若いうちは1回くらい転職したほうがいい

 学生のときに選んだ会社がそのまま天職であることは、ほとんどないでしょう。

 僕のまわりで今、いきいきと働いている人は、ほとんど転職を経験しています。

 だから、ひとつの場所で耐えて耐えて耐え抜くよりは、転々と職を変えたほうが働きやすい会社は見つかりやすいはずです。

 それに、いい会社は辞めた後も意外と戻れるんですよね。一度辞めて戻ってきた人が多い会社というのは、結構いい会社が多いです。

 辞めた人が二度と戻ってこない会社は、「比較してみたら他の会社のほうがよかった」という結果なわけです。

 だから、若いうちは1回くらい転職したほうがいいと思います。公務員だと、1回辞めたら戻れませんが、終身雇用なんて形骸化したシステムですから、辞めることに抵抗は持たないべきです。

 「東芝がなくなるかもしれない」と言われている世の中ですが、そんなことを10年前に誰が予想したでしょうか。新卒で入った会社が、60代になる40年後まで残っているかどうかなんて誰にもわからないことなので、会社を信じないほうが人生はトクです。

 ■「就職ランキング」は信用するな

 僕が思っている仮説で、「学生人気企業ランキング上位の会社は、中長期的に潰れる」というものがあります。まあ、潰れるというのは言いすぎにしても、状況が悪くなる会社が多かったりします。

 学生が企業を選ぶときは、情報が少ないことがほとんどです。その中で、「なんかおしゃれそう」「安定してそう」という、業務とまったく関係のないことに期待して学生が集まるわけです。

 そういう学生がたくさん応募してくる中で、企業は人を選ばなくてはいけないので、結果、ロクでもない人材が集まります。そのロクでもない人たちが10年後や20年後にその会社の中堅になっていくわけですから、まあ後は推して知るべしですよね。

 僕が学生だったとき、つまりバブル時代は銀行が人気だったんですが、銀行は没落しました。あと、航空会社も人気でしたが、JALは1回崩壊しました。

 最近を見ても、IT系企業は人気が出たらその後にガクッと下がる傾向があります。まあ、学生は基本的に騙されやすいわけです。

 僕はまわりに流されて就活をするということを選ばなかったのですが、それは浪人生活を経験していたことが大きかったと思います。

 現役で大学に入れなかったので、1年間だけ浪人生活をしていたのですが、そうすると1年間、ほぼ夏休みみたいな生活を過ごすわけです。

 夏休みの宿題をほとんど最後までやらないのと同じように、浪人時代も受験ギリギリまで勉強をしなくなります。

 僕も、毎日好きなことをしたり友達と遊んだりしていて、ただお金はなかったので、お金がない中でいかに楽しく暮らすかということを工夫していました。その体験が、僕の中に染み込んでいて、今もその延長のような感覚があります。

 その経験があると、「高校→大学→就職」というストレートな道にいる安心感というものが抜け落ちます。

 その感覚がないと、会社を辞めることへの抵抗や、キャリアが途切れることへの不安が出てくるのですが、そんなものは幻想にすぎません。

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