働き方

仕事のデキる人とデキない人を決定的に分ける「たった1つの口癖」 (1/3ページ)

 「仕事がデキる」と評価される人は、どこが違うのか。営業コンサルタントの浅川智仁氏は「人間の本音は言葉尻や態度に表れる。仕事のデキる人は大事なところでボロが出ない“ある習慣”を持っている」という--。

 ※本稿は、浅川智仁『仕事ができる人は、3分話せばわかる 信頼を勝ち取る「準備・具体性・ストーリー」』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

 「5分もお時間をいただいて、ありがとうございます!」

 できる人は、常にまわりへの感謝を忘れない--と言うと、陳腐に聞こえるかもしれません。

 「そんな簡単なことで、『できる人』になれるはずがない」

 「感謝くらいなら、自分だってやってる」

 というわけでしょうか。

 たしかに、よほど自分本位な考え方の持ち主でないかぎり、親切にしてもらったら感謝をするのが常識でしょう。

 しかし、できる人の「感謝する力」は並のものではありません。

 相手がまだ何かをしてくれたわけではないのに、いや、期待外れの行動に出たときでさえ、できる人は感謝をします。

 たとえば、電話営業なら、「相手が電話に出てくれたこと」に、まず感謝してスタートします。

 「この電話を取っていただいて、ありがとうございます!」

 「突然の電話なのに、社名と私の名前を聞いてくださり、ありがとうございます!」

 「5分もお時間をいただいて、ありがとうございます!」

 「あろうことか、個人情報や、お悩み、願望、今の状況までお話しくださって、本当にありがとうございます!」

 このように、成約に至るまでに感謝するべきポイントはたくさんあります。それはたとえ成約に至らなくても同じです。

 「なんだか感じが悪い人」になっていませんか?

 逆に、感謝の気持ちに欠けていると、ちょっとした拍子にボロが出てしまいます。

 たとえば、クロージング(顧客に成約をうながすこと)をかけたとき、お客さまに、

 「うーん、やってみたい気持ちもあるけど、家族に相談してみないと……」

 と渋られた場合、感謝の気持ちに欠けていては、

 「えっ、ここまで話が進んだのに、今さら家族に相談するんですか?」

 と思ってしまったりします。

 あるいは、商談をしていて、先方が「検討したいから、数字とか、具体的に示してくれる?」と言ってきたとき、「うわっ、面倒だな」と思ってしまったり……。

 たとえ口にしなくても、本音は言葉尻や態度に表われます。すると、成約はおろか、お客さまはもう心を開いてさえくれなくなります。

 しかし、感謝の気持ちがある人は、

 「ご家族に相談していただけるんですね! ありがとうございます!」

 「あっ、期待してくれている。そうか、数字で具体的にお話ししたら、前に進めてくれるんだ! ありがとうございます!」

 と、自然と考えることができます。

 感謝されて気分を悪くする人はいません。ここまでお伝えしたように、人は自分を認めて肯定してくれる人を好きになります。

 感謝を続けていると、やがて相手も、「なんだか感じのいい人だな」「この人から買ってやりたいな」と思うようになります。

 「感謝できる人」と「感謝できない人」の差がそのまま、「できる人」と「できない人」の差になるのです。

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