働き方

出社自粛をするべきなのにオジサン上司がせっせと通勤を続ける本当の理由 (2/3ページ)

 途中経過の報告を頻繁に求める“昭和上司”の心理

 1.目の前で働く姿を見て、部下を評価すべきだと思い込んでいる

 会社に出社するのが当たり前だった頃のまま、自分の目の前で働く姿を見て、部下を評価する方法が正しいと思い込んでいるケースです。このタイプの人は部下の働く姿がリアルに見えないため、リモートワークには否定的になりがちです。

 2.長年続けてきた仕事の方法を変えられない

 「打合せは、直接顔を突き合わせて行うのがミーティングだ」

 「就業後は部下を誘ってなじみの店に行くのがコミュニケーションだ」

 長年続けてきたこうした習慣を変えられない人はいます。

 またメンバーシップ型マネジメントで育ってきたため、プロセス管理型マネジメントしかできず、リモートワークに最適なマネジメント方法を見いだせない場合もあります。

 3.これまでの「労働時間管理」発想に縛られている

 会社で長時間労働やサービス残業をさせないようにするために生まれた仕組みが、「労働時間管理」や「勤怠管理」です。しかしテレワークではこの制度をそのまま適用できない状況が生まれます。

 テレワークでは出勤時間や退勤時間、昼食時間や休憩時間、残業時間などが自己申告になるなど、会社内で就労する場合とは異なる状況が生まれます。どこまで本人の申告を信じ、またその裏付けをどこでどう取るのか、立ち止まってしまう人も現れます。

 4.ITリテラシーの不足

 会社に届く紙の請求書や契約書を処理し、承認の印鑑を押すために出社するといったアナログ対応に疑問を感じていない。リモートツールやチャットツールに不慣れなため、テレワークに積極的になれない。こうした人はどの企業にも存在しています。

 ITを活用した働き方に前向きに取り組んでこなかった人にとって、テレワークへの転換は傍で見るより難しいようです。

 5.自宅で仕事をする環境にない

 自宅に自分の部屋やスペースがない。子供が夏休みなどで家にいる時は騒がしくて、仕事に集中できない。夫が自宅にいることを妻が嫌がる。

 こうした理由から、自宅で仕事ができないミドルエイジは結構存在します。本当はテレワークをしたいのに、出勤している人も少なくありません。

 6.自身の存在感が希薄化する

 管理職は会社に出勤すれば部下たちは自分に頭を下げてくれ、周囲ににらみを利かせることができます。会社にいることで満足感を得ていた人がテレワークになると、自身の存在が希薄化したように感じる人が出てきます。従来どおり出社することを望む管理職には潜在的に潜んでいる心理です。

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