CAのここだけの話

「優雅」というイメージを覆す? CAに多いのは実はこんな人 (1/2ページ)

神原李奈
神原李奈

 SankeiBiz読者のみなさんにだけ客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第113回は外資系航空会社で乗務4年目の神原李奈がお送りいたします。

 突然ですが、皆さんはCAに対してどのようなイメージをお持ちですか? 世間では、美人、気が利く、優しい、上品、清楚…など良いイメージを持たれることが多いCA。なかには、意地悪な人がいそうとか、女社会でいじめや仲間外れがありそうとか、マイナスなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。今回はCAに多い特徴について、ご紹介していきます。 

心配りができる人 参加者全員がほっこりする行動

 CAに対してポジティブなイメージがあれば、容易に想像できそうな特徴の一つですね。日頃から、おもてなしの気持ちを持って働いているからこそ、当たり前に心配りができるCAは多いです。

 例えば、誕生日や結婚・出産など誰かのお祝いで集まる時、主役にプレゼントを用意するのは自然なことですよね。そんなとき、心配りができるCAは、主役だけでなく、他の参加者にもプチギフトを渡すのです。

 それも仰々しいものではなく、気を遣わせないようなものであることがポイントです。ちょっと高級なお菓子や紅茶など、普段自分では買わないけれど、もらったら嬉しいものを選んでプレゼントしてくれます。

 また、前に勤めていた航空会社では、休みの間に旅行に行った同期や先輩、後輩が会社のメールボックスにお土産を入れてくれることがありました。そういう時は、お土産だけがポンっと入れられているのではなく、可愛いメッセージカードが添えられていることが多かったです。フライトから帰ってきてメールボックスを開けた時、心がほっこりした思い出があります。

一人飲みもOK? お酒が強い、好きな人

 意外と思われるかもしれませんが、お酒が強く、お酒好きなCAは多いです。

 今は飲酒に関するルールが厳しくなっていますが、以前はステイ先で飲食店やホテルの部屋に集まって、お酒を楽しむ機会もありました。なかには、ホテルの部屋で、一人でお酒を楽しむタイプのCAもいるくらいです。また、機内でもワインやシャンパンなどお出しするため、知識豊富な人も多いです。ソムリエの資格を取る人もいます。

真面目で勉強熱心な人 情報を日々アップデート

 CAは華やかな仕事に見えて、仕事をする上で様々な知識が必要なため、真面目で勉強熱心なCAが多いです。

 CAとして独り立ちするまでに、入社してすぐにまずは新入訓練を受けます。飛行機や設備のこと、保安のこと、機内でのサービスなど、マニュアルに沿って勉強していきます。

 独り立ちしたあとも、国際線乗務のための訓練、ビジネスクラスやファーストクラスを担当するための訓練、毎年行われる緊急時の訓練など、入社して何年経っても、ステップアップや知識・スキルキープのための訓練が続きます。

 一つ一つの訓練をクリアするためには試験があり、その試験は正答率100%を求められます。正答率が低いと当然不合格となり、インストラクターによる個別面接があることもあります。そのため、毎回、しっかりと勉強する必要があるのです。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus