活力経営-2010- フォーデイズ株式会社 代表取締役社長 和田佳子氏

第7の栄養素ともいわれる「核酸」(DNA、RNA)に着目し、健康飲料や化粧品として商品化。わずか10年で核酸栄養商品のリーディングカンパニーとなったのがフォーデイズだ。ともすれば誤解を受けやすいネットワーク・ビジネスの販売スタイルにこだわりつつ、クリーンなイメージを大切にする独自のビジネススタイルを確立し、今や全国で約22万人の会員を獲得。今期2010年度は年商320億円に達し、9期連続の増収となる見込みだ。この成長をけん引しているのが、OLから転身し自ら同社を起業した和田佳子社長である。

9割のリピーターを作り出す底力

シンポジウム

「アンチエイジング・健康寿命の延長は遺伝子にあった!~傷ついた遺伝子があなたの寿命を縮める ~」(主催:昭和大学、産経新聞社)と題したシンポジウムにも特別協賛し、健康情報の提供に力を入れている。

 和田氏は、ビジネスにおいて3つの要素を大切にしている。1つは、顧客である会員。現在、会員数は約22万人。核酸製品を「健康になる」ために利用している人が圧倒的に多く、1度試すと9割がリピーターになるそうだ。その他、ビジネスとして積極的に活動している会員は約4000人いるという。そうした会員と接する機会を増やすとともに、核酸を啓もうしていくために全国各地で健康セミナーを開催。また、約50ヵ所(直営11ヵ所)のサロン&シナプスカフェも会員の情報交換の場となっている。
 2つ目が、主力商品である「ナチュラルDNコラーゲン」。まさに和田氏のビジネスモデルを確立した商品である。
 「嬉しいのは、このドリンクを発売した年に買っていただいた約7000人のうち約5000人が、10年もの間続けて愛飲してくださっていること。その存在が当社の原動力になっているといっても過言ではありません」
 3つ目が、和田氏や会社を取り巻く環境。つまり、日本という良好な市場を持った社会全体なのだそうだ。
 「私が目指すのは、旧来のアメリカ型のネットワーク・ビジネスではなく、コミュニティー内で競い合わずお互いの結びつきを深める、まさに「和」を重んじる日本型のビジネスモデル。無理のない、地道な努力と継続を実践していくのがわれわれのスタイルです」 このスタイルをさらに発展させ、新しい流通事業につなげていくのが、和田氏の望みだ。

この製品でビジネスモデルを確立

ナチュラルDNコラーゲン

「ナチュラルDNコラーゲン」は、核酸のほか、カラダに必要なコラーゲン、ヒアルロン酸含有成分、コンドロイチン含有成分、ビタミン・ミネラルなどを配合。フルーツテイストの飲みやすさも人気の要因だ。

 「『ナチュラルDNコラーゲン』を発売した当時、核酸のことを遺伝子の栄養素と紹介しました。しかし、核酸どころか遺伝子というものについてもほとんどの方がわからなかった。ところが、本当にたまたまなんですが、ちょうど機を同じくして、遺伝子、DNAというものが大変なブームになり、それが追い風になってくれたんです」
 そうして和田氏のビジネスモデルを確立していった「ナチュラルDNコラーゲン」だが、核酸を利用した製品は、すでに20年ぐらい前から出ていた。よく知られているのが大豆の核酸を使用したものだ。「ナチュラルDNコラーゲン」は、鮭の白子から抽出した水溶性の核酸を使用。安全性への取り組みを徹底するとともに、効果・効能の科学的根拠を具体的に示すために常に第一線の医学研究機関と学術研究を行っている。
 発売時から商品のバージョンアップも繰り返している。
 「500mlのボトルで発売したのですが、会員のみなさまからの要望で2年後の2001年には価格を変えず720mlに増量しました。また07年には、ドリンク独自の成分配合に関わる特許(第3899436号)と、主成分である水溶性ヌクレゲン核酸の特許(第3978716号)を取得。それを機に、翌年の初めに水溶性RNAを入れ、より高品質な商品として発売しました」
 その他の商品として、核酸を中心にビタミン、ミネラル、鉄分などを配合したサプリメント「ナチュラルルナEX」や、核酸化粧品「ムーサイオ」などを展開している。

「品質管理センター」を情報発信メディアに

フォーデイズ品質管理センター

伊豆高原の自然に囲まれた「フォーデイズ品質管理センター」。施設見学とともに、最高のロケーションが楽しめる。

 製品の「安全・安心・信頼」を裏切らない企業として、昨年末、伊豆高原に「フォーデイズ品質管理センター」を設立。
 「この施設は、製品の品質管理への取り組みを、会員のみなさまの目線で“見える化”したものです。オープン以来、多くの方に体験していただいています」
 ここでは、研究・開発、製造、流通などにおける品質管理の取り組みや独自のトレーサビリティーシステムが目の当たりに確認できるとともに、白子のDNA抽出や化粧品づくりなどの体験コーナーも用意されている。
 「1人でも多くの方に核酸のすばらしさを知っていただくために、このセンターをさまざまな情報発信のメディアとして活用していくつもりです」