大阪市、1回目接種を一時休止 12日から

    記者団の取材に答える大阪市の松井一郎市長=2日、市役所(矢田幸己撮影)
    記者団の取材に答える大阪市の松井一郎市長=2日、市役所(矢田幸己撮影)

    大阪市は2日、新型コロナウイルスの米ファイザー製ワクチンを使用している個別接種と集団接種について、1回目の接種を12日から一時休止すると発表した。国からの供給量の見通しが立っていないことが理由で、すでに1回目を受けた人への2回目分を優先する。

    1回目については11日まで、医療機関や市内の集団接種会場で65歳以上の高齢者のほか、基礎疾患がある人、高齢者施設の従事者、60~64歳の人が受けられる。

    市が開設している大規模接種会場のうち、大阪城ホール内の城見ホール(同市中央区)は、ファイザー製を使用しているため17日から1回目の接種を停止。インテックス大阪(同市住之江区)は、米モデルナ製のため従来通り接種券を持つ全市民が受けられる。

    松井一郎市長は記者団に「供給の見通しが立って態勢が整い次第、接種を再開する。ワクチンが一挙に来る可能性もあり、そのときに速やかに接種予約ができるよう、接種券は予定通り発送したい」と話した。


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