オリーブオイル市場が近年、拡大している。健康意識の高まりに加えて、調味料代わりに「かける」需要で購入層が広がっている。
食用油大手の「J-オイルミルズ」によると、オリーブオイルの国内販売が本格化したのは平成8年。以来、「イタリアンブーム」や消費者の健康志向を受けて市場は拡大。30年度には金額ベースでキャノーラ油などを抜き、食用油トップになった。この5年間でも12%の伸びで、昨年度の市場規模は426億円と推計される。
生の果汁から採るオリーブオイルは、不飽和脂肪酸のオレイン酸のほか、ポリフェノールやビタミンEも含む。ただ、果実の状態や搾油技術などに品質や風味が左右されるため、国際オリーブ協会(IOC)が基準を設けている。日本はIOC未加盟で、同社ではIOCに準じた独自の基準で選んだオイルを販売している。
最も新鮮な果実を使った風味上質なものはエクストラ・バージン(EV)。料理の仕上げにおすすめだ。ピュアオイルは、無味無臭の精製オリーブオイルとEVなどをブレンドしたもの。香りや風味控えめでアレンジしやすく、和食など繊細な料理にも向いているという。いずれも生食はもちろん、オレイン酸が豊富で熱酸化に強く、揚げ油や炒め物にも使える。(取材協力 J-オイルミルズ)































