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「ラジオ体操」で保険料割引 かんぽ生命が事業強化

かんぽ生命保険の千田哲也社長は14日、産経新聞のインタビューに応じ、「ラジオ体操」をすると保険料が割り引かれる「健康増進型保険」の開発を明らかにした。千田氏は新型コロナウイルスの影響で運動不足の人が増える中、自宅など室内でもできる運動としてラジオ体操が見直されていると指摘。「かんぽらしさや温かみを実感できる商品にしたい」と述べ、不正販売問題で傷ついた事業を再構築する姿勢を強調した。

インタビューに応じるかんぽ生命の千田哲也社長=7月、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)
インタビューに応じるかんぽ生命の千田哲也社長=7月、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)

ラジオ体操は、米国の生命保険会社が行っていたラジオ放送による健康体操を参考に、かんぽ生命の前身である逓信省簡易保険局が昭和3年、日本放送協会(NHK)などの協力を得て始めた経緯がある。

令和7年度までの中期経営計画中の販売を目指す。ラジオ体操のほか、歩数など健康習慣のビッグデータも保険料に反映させる。

健康増進型保険は運動習慣目標の達成などで保険料が安くなるタイプの保険。加入者が健康になり生保が支払う保険金が減るほか社会保障費の削減も期待できる。感染拡大による健康意識の高まりも追い風だ。

かんぽ生命は、日本郵政の出資比率が5割を下回ったことで、商品開発で政府認可が不要となり届け出だけで済むようになった。死亡保障を抑えて病気やケガをした際の保障を手厚くする低廉な医療特約の充実を図り、若年層のニーズにも応える。

保険の不正販売問題を受けた営業体制の立て直しについて千田氏は「ノルマ営業に戻ってはいけない」とし、職員の評価も新規契約の獲得だけでなく契約継続率も重視。保険専門の社員と全国の郵便局を連携させた総合的なサービスで、信頼を取り戻すという。

資産運用では「約70兆円ある資産の全てにESGの精神を吹き込む」とし、環境問題などへの取り組みを投資基準とすると語った。(聞き手 林修太郎)


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