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芥川賞の李琴峰さん、「読者に感謝」と喜びの会見

「彼岸花が咲く島」(文学界三月号)で第165回芥川賞に選出された李琴峰さんは、笑顔で会見に応じる=東京都千代田区(日本文学振興会提供)
「彼岸花が咲く島」(文学界三月号)で第165回芥川賞に選出された李琴峰さんは、笑顔で会見に応じる=東京都千代田区(日本文学振興会提供)

第165回芥川賞に決まった李琴峰(り・ことみ)さん(31)が14日、東京都内のホテルで記者会見し、喜びを語った。会見での主なやり取りは次の通り。

--今の気持ちを

「受賞してして一番言わなければいけないことは感謝です。小説は一人でも書けるが、本にして読者に届けるためにはいろんな方が関わっていないといけない。一番感謝しないといけないのは、これまで李琴峰作品を読んで応援してくれた読者の皆さんです。これから皆さんは『芥川賞を取る前から読んでいたよ』と胸を張って言えると思います」

--今回、楊逸(ヤンイー)さんに続く2人目の日本語を母語としない方の受賞となったが

「母語ではない言語で小説を書くとなると本当に大変です。だから楊逸さんは、自分がまだ作家になっていなかったときから、そして自分がデビューして作家になってからもずっと『すごいな』と尊敬しています。今回、楊逸さんに続いて非母語者の2人目の受賞となって本当に光栄に思います」

--日本文学史上でどういう役割を担っていきたいと思っているのか

「これまでの作品一作ごとに、日本文学というものを確実にアップデートしているという自負がある。ただ、日本文学というものの中でどういった役割をこれからになっていくのかということを考えたときに、それを理解して整理し、分類するのは評論家、研究科の仕事かなと思う。私は自分が大事だと思っている問題意識を小説の中に取り込んで、そして自分の書きたいものを書いていく。それに尽きると思う」

芥川賞は石沢、李両氏 直木賞は佐藤、澤田両氏


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