21日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。前日の米国株高が追い風となり、買い注文が先行した。上げ幅は一時500円に迫った。ただ首都圏を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大は相場の重しとなった。
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午後1時現在は前日終値比143円84銭高の2万7532円00銭。東証株価指数(TOPIX)は17・07ポイント高の1905・96。
20日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、値ごろ感が出た銘柄に買い戻しが入り、大幅反発した。欧州株式市場も企業業績への期待感から上昇。東京市場もこの流れを引き継ぎ、買い注文が広がった。
平均株価は前日までの5営業日で1300円余り下げていたため、反動で、取引開始直後から幅広い業種の銘柄に買いが入った。
一方で、首都圏を中心に新型コロナ感染が拡大していることから、東京市場が22~25日に休場になるのを前に保有株を手放す動きも出た。