29日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。前日の米国株式市場でハイテク株主体のナスダック総合指数が上昇した流れを引き継ぎ、半導体などハイテク関連銘柄に買いが先行した。上げ幅は一時200円を超えた。
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午前10時現在は前日終値比194円52銭高の2万7776円18銭。東証株価指数(TOPIX)は8・37ポイント高の1928・02。
前日に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が記者会見で、ゼロ金利政策の解除や量的緩和の早期縮小に慎重な姿勢を示したことを受け、米長期金利が低下。業績下支えへの期待から米ハイテク株が値上がりしたことを好感し、東京市場でもハイテク銘柄の上昇が目立った。
一方、国内の新型コロナウイルス感染者が28日に過去最多を更新するなど、感染の再拡大が鮮明になっていることは相場の重荷となった。