野上浩太郎農水相は30日の閣議後の記者会見で、今秋に収穫期を迎える令和3年産の主食用米に関して「需給の安定に必要な作付け転換をほぼ達成する見込みとなった」と述べた。
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麦や大豆、飼料用米などへの作付け転換が進み、3年産の生産量が農林水産省が掲げた目標に近い水準まで抑制される見通しとなったためで、野上氏は「各地域で関係者が一丸となって取り組んでもらった結果だ」と指摘。今後も需給状況を注視する意向を示した。
一方、太平洋クロマグロの資源管理について29日まで国際会議が開かれ、日本近海を含む中西部太平洋で30キロ以上の大型魚の漁獲枠を一律15%増やす合意に至ったことは「一定の前進と受け止めている」と評価した。