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【日本語メモ】「梅雨」の由来

気象庁が7月19日、四国で梅雨明けしたとみられると発表し、全国で梅雨が明けました。本格的な夏が到来し、暑さは日に日に増しています。

校閲作業で使う「産経ハンドブック」。校閲部員の必需品です
校閲作業で使う「産経ハンドブック」。校閲部員の必需品です

日本気象協会によると、「梅雨」とは晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる現象、またはその期間を指します。日本では毎年おなじみの気象現象ですが、梅雨は北海道と小笠原諸島を除く日本列島から中国南部の長江流域にかけての地域でしかみられません。

この「梅雨」という言葉、なぜ「梅」に「雨」で「つゆ」と読むのでしょうか。

「梅雨」は中国伝来の言葉で、中国語では「メイユー」と読みます。漢字表記の「梅雨」の語源としては下記の2つがあります。

(1)梅の実が熟すころに降る雨という説

(2)気温の上昇と長雨による湿度の上昇でカビが発生しやすい時期であることから「霉(中国語でカビの意)雨」となり、語感の悪さから読みの同じ「梅雨」に転じた説

そのような経緯で名付けられた「梅雨」が日本に伝わった際に「つゆ」の読みが当てられた由来は諸説あります。露に濡れてしめっぽい意の「露(つゆ)けし」が転じた説、カビでものが「つひる(損なわれる)」という説、梅の実が「つはる(熟す)」時期という説、梅の実が熟し潰れることから「潰る(つゆ)」となった説などがあり、由来ははっきりとはしていません。

梅雨の時期の気象現象は日本では「五月雨(さみだれ、さつきあめ)」「麦雨(ばくう)」「梅霖(ばいりん)」「水取雨(みずとりあめ)」とも呼ばれています。梅雨を表すもともとの日本語としては、日本書紀や万葉集に出てくる「長雨(ながめ)」という言葉もあります。

また、地域によっては異なる呼び方をしている場合もあり、富山弁では「サンズイ」、阿波弁では「ナガセ」、沖縄の方言であるウチナーグチでは「スーマンボースー」「ボースアミ」などとも呼ばれているようです。

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