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病床使用率「ステージ4」 前週3倍の12都府県に

新型コロナウイルス患者向けの都道府県別の病床使用率が、12都府県で政府の対策分科会が示すステージ4(爆発的感染拡大)の目安となる「50%以上」となり、前週の4都県から3倍になったことが、厚生労働省が6日発表したデータで分かった。

病床使用率が最も高かったのは沖縄の78・8%で、福島が77・4%で続いた。ステージ4は他に埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、京都、和歌山など。

人口10万人当たりの新規感染者数では、ステージ4が前週の10都府県から、福島、茨城、群馬、静岡、滋賀、兵庫などが加わり25都道府県に拡大した。

感染「第5波」では、全国の新規感染者が7月29日以降、ほぼ連日1万人を超えている。

緊急事態宣言の全国発令検討すべき

新規感染者数が全国的に増加している。関東圏では北関東を越え福島へ、西は静岡あたりまで、すでに影響が染み出している印象だ。東京など6都府県に発令中の緊急事態宣言に実質的な効き目はみられないが、心理的な人流抑止効果などを見越し、対象を全国に広げてもいいのではないか。

感染者数が増えたため、当然ながら病床使用率も上がった。高齢者らへのワクチン接種が進んだことで、重症者の使用率はそれほど上昇していないものの、全体的な医療体制の逼迫(ひっぱく)はかなり進んできたといえる。

政府は入院以外の人は自宅療養を基本としており、東京都では全療養者の約半数が自宅で療養している。容体急変への迅速対応や家庭内感染防止の観点から、現状は約6%にとどまっているホテルなどへの宿泊療養も推進すべきだろう。

東京五輪がまもなく閉幕する。特有の高揚感がしぼみ、国民の新型コロナウイルスへの危機意識が再び高まって行動変容につながることを期待したい。(東京医科大・濱田篤郎特任教授)


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