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みずほ銀行、今年5回目のシステム障害 頭取「真摯に向き合う」

みずほフィナンシャルグループ(FG)は20日、システム障害が発生し、傘下のみずほ銀行とみずほ信託銀行で全国の店舗窓口での入出金などの取引が一時できなくなったと発表した。みずほ銀の藤原弘治頭取は同日の記者会見で、3月の障害と類似した基幹システム周辺の部品故障にも関わらずその後の点検でリスクを把握できなかったと明らかにした。金融庁は近く、みずほに銀行法に基づく報告徴求命令を出す見通し。

会見冒頭、システム障害について謝罪し、頭を下げるみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長(左)と、みずほ銀行の藤原弘治頭取=20日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)
会見冒頭、システム障害について謝罪し、頭を下げるみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長(左)と、みずほ銀行の藤原弘治頭取=20日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)

窓口取引を停止した店舗はみずほ銀、みずほ信託銀を合わせて500店舗超に上る。いずれも同日正午までに復旧し、取引を再開。インターネットバンキングやATM(現金自動預払機)には影響はなかった。みずほのシステム障害は今年5回目。2、3月にもATMに通帳やキャッシュカードが飲み込まれるなどトラブルが起きたばかりだ。

原因は基幹システムと営業店の事務処理端末をつなぐ機器の故障で、19日夜に障害を把握し窓口取引が始まる20日朝に復旧するよう急いだが間に合わなかった。藤原氏は2、3月の障害を受けたシステムの総点検で今回のトラブルを防げなかったことについて「点検が不十分ではなかったか、真摯(しんし)に向き合う」と述べた。

みずほFGは6月、坂井辰史社長らの役員報酬を削減する社内処分を発表し、人事制度の見直しなどの再発防止策をまとめた。今回のトラブルを受けた対応では「より強固な再発防止策にするのが責任のあり方」(坂井氏)としている。

金融庁は2、3月のシステム障害を受け業務改善命令を視野に検査を進めていたが、今回のトラブルで報告徴求命令を出し発生経緯や原因を詳しく調べる。月内にも出るとみられた改善命令は、一連の障害を総括したものになるため、発出の時期が後ずれしそうだ。


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