群馬県で使用予定だった米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンに異物が見つかった問題で、厚生労働省は30日、製造工程で瓶のゴム栓の破片が混入した可能性が高いとの調査結果を発表した。ワクチンの有効性や安全性に問題はなく、同じロットの他の瓶の接種を控える必要はないとしている。
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厚労省によると、群馬県の接種会場で29日、使用前の1本の瓶の中にごく小さな黒い異物が見つかり、同じロット番号の接種を取りやめた。
厚労省は30日、武田薬品工業から調査結果を聴取した。これまでも製造工程でゴム栓の破片が瓶に混入したとみられる事例が国内外でまれに報告されており、今回も同様の事案の可能性が高いと判断した。