全国的に20代の新型コロナウイルスの陽性者が多い中で群馬県高崎市は7日、高崎経済大学のキャンパスに臨時の接種会場を新設すると発表した。
住民登録が高崎にないなどから接種希望が実現しない学生がスムースに接種でき在学生全体の接種率アップにつなげるのが狙い。同市の2回目の接種率は全体で56・5%だが、20代は30・4%にとどまっている。
希望者を大学が募り人数に応じて平日の午後など学生が接種しやすい時間帯に実施する。医療従事者の確保と派遣は市が行う。開始は夏休み明けの21日からを想定、9月中に1回目接種を終わらせたいとしている。ワクチンはファイザー社製を使用する。
市では今後、約20の他の大学や短大、専門学校にも同様な方法での接種を働きかける。