秋から育て始めるのにぴったりなセリ科のハーブ。なかでもパクチーは数年前から人気が高まり、専門料理店まであるほど。出荷量も年々増えて、今ではスーパーで糸ミツバやクレソンなどと一緒に並べて売られています。一方で、「買っても使い切れない」という声も時折、聞かれます。強烈で独特な香りなので、少し料理に足して使う、というのがちょうどよいからかもしれません。
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そんな「余ったパクチー」は、火を通していただいてみましょう。香りがトーンダウンして、食べやすくなります。
春菊のようにかき揚げの具にしてみたり、チンゲンサイの代わりに中華スープに。さっとゆでて、おひたしにしてもいいでしょう。
手軽にとるなら麺類のトッピングに。焼きそば、ラーメン、うどんの上に、食べやすい大きさに刻んだものをぱらり。いつものカップラーメンもエスニック風にしていただけます。
パクチーには消化を助ける働きや、いわゆるデトックスの作用などがあるといわれています。リンゴとパクチーのスムージーは便秘解消にもよいですよ。ぜひ試してみてください。
(ハーブコンシェルシュ 小早川愛)