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【withコロナ時代の健康相談】第18回:長引くコロナ禍で広がるメンタルストレス、その現状と対策

「友達や会社の人と話すことも少なくなりました。コロナに感染して自宅療養中に症状が悪化したらと思うと、心配で眠れません」(30代女性)

「コロナでお客さんが減り、経営が苦しく不安です。この先どうなるかも分からず、死にたくなる時もあります。何かでこの不安を取れないでしょうか」(50代男性)

長引くコロナ禍により、さまざまなメンタルストレスが高まっている

新型コロナウイルスの感染拡大で、無症状や軽症の人は自宅療養が多くなっています。ほとんどの人は発症後1~2週間で回復しますが、中には1週目から10日目にかけて病状が急変する人もいます。また感染しなくても、多くの人が先行きの不透明感や、感染に対する不安を抱えています。

特に、緊急事態宣言などで外出や行動自粛が長引く中、人との会話や関わりが薄れると、メンタルストレスが解消されず、たまっていきます。最近ではコロナ逼塞(ひっそく)で、周りの人のマナーがすごく気になるとか、コロナ禍の長期化で、女性や若者を中心に将来への不安を持つ人も増えています。医療逼迫や自宅療養中の急変、ワクチンへの異物混入などの報道などが、こうした気がかりをさらに増やしています。

メンタルストレスは気づかないうちに「こころ」をむしばむ

私達医療従事者にも心身のストレスから、メンタルに問題を抱える人が増えています。大阪病院でも、一時的にダウンする人が出ています。軽度なストレスが積み重なって高度なメンタルストレスを病む人は、一般人でも医療者でも、今や全体の10~20%程度いるとされています。特に女性に多く、中でも若い人の間でストレスが高くなっています。昨年の一時期、若い女性の自殺が増えました。これには有名人の報道が大きく影響した可能性ありますが、今もストレスの要因となる暮らしや雇用への不安など、社会的問題は良くなっておらず、油断することはできません。

自身の心の健康度を知り、メンタルストレスを軽減させる方策

人生経験が豊富な人や他人とも適度にコミュニケーションを取れる人は、ストレスコーピング(ストレスへの対処)が上手、と言われます。しかし、メンタルストレスは自分も気づかない間に「こころ」をむしばみます。自分は大丈夫と思っても、KOKOROBO(国立精神・神経医療研究センターによるオンラインメンタルヘルスケアシステム) https://www.kokorobo.jp/ などで心の健康度をチェックしてみましょう。軽いストレスであれば友達や家族との会話の機会を増やしたり、マインドフルネス(めい想など)の時間を持ったりしても良いでしょう。さらに重いストレスであれば、医療機関などのオンライン相談を利用してみてください。(大阪病院・西田俊朗)



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