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【書評】『播磨国妖綺譚』

舞台は室町時代の播磨国(はりまのくに)。薬師(くすし)の律秀と僧である呂秀の兄弟は、庶民の病を診て薬を方じ、祈禱(きとう)で物(もの)の怪(け)を退ける「法師陰陽師(ほうしおんみょうじ)」でもある。弟の呂秀には物の怪が見える不思議な力があった。

ある日、呂秀のもとに異形の鬼が現れた。かつて安倍晴明と陰陽の術を争った蘆屋道満(あしやどうまん)に仕えた式神で、新たな主を探し求めていた―。庶民のために働く兄弟と式神が活躍する物語。

著者は、陰陽道の伝承が残る播磨の中心・兵庫県姫路市在住。日本SF大賞受賞作『華竜の宮』や直木賞候補作で歴史を題材にした『破滅の王』などで知られ、創作の幅が広い。(上田早夕里著/文芸春秋・1870円)


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