露俳優、映画撮影で宇宙に 世界初、ISSドッキング

    ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは5日、宇宙で長編映画を撮影する俳優と監督、宇宙飛行士の計3人を乗せたソユーズロケットを、カザフスタンのバイコヌール基地から打ち上げた。民間人の俳優らによる宇宙での映画撮影は初めて。宇宙船は国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功。3人はISSに乗り移り、12日間にわたる撮影に臨む。

    5日、ソユーズロケットの前で手を振るロシアの俳優ペレシルドさん(中央)ら=カザフスタン・バイコヌール基地(タス=共同)
    5日、ソユーズロケットの前で手を振るロシアの俳優ペレシルドさん(中央)ら=カザフスタン・バイコヌール基地(タス=共同)

    映画の仮題は「挑戦」。宇宙空間で意識を失った飛行士を女性医師が救出する筋書き。ロシア俳優ユリア・ペレシルドさんが主演し、「宇宙飛行士役」は同行する本物の飛行士アントン・シュカプレロフさんが演じる。

    米俳優トム・クルーズさんも米航空宇宙局(NASA)の協力を得て、ISSでアクション映画の撮影を計画しているが、先を越された。(共同)


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