初入閣の末松文科相「見る力つけたい」と抱負

    岸田新内閣で初入閣した末松信介文部科学相が5日、初めての閣議後記者会見に臨み、「子供は国の宝、礎だ。まずは現状課題をしっかり把握していきたい」と述べた。さらに岸田文雄首相の「聞く力」を引用しながら、自身は教育現場を積極的に訪れて「見る力をつけたい」とした。

    初めての閣議後記者会見に臨む末松信介文部科学相=5日午前(大泉晋之助撮影)
    初めての閣議後記者会見に臨む末松信介文部科学相=5日午前(大泉晋之助撮影)

    新型コロナウイルス対策については、対面での授業が原則という文部科学省の従前からの方針を維持しつつ「最新の知見に基づく対策で万全を期したい」との考えを示した。

    これまで教育行政などに携わった経験があまりないため、岸田首相から文科相の打診を受けた際には「私は末松信介です。文部科学大臣ですか」と驚いて確認したという。ただ、自民党の参院国対委員長を務めるなど与野党にパイプが持っており、幅広く耳を傾けながら政策を推進する構えだ。


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