9月のドイツ連邦議会(下院)選で第1党になった中道左派の社会民主党(SPD)は7日、第3党の環境保護政党「緑の党」、第4党の中道、自由民主党(FDP)の両党と3党連立政権樹立に向けた初の協議を行った。両党も協議に前向きで、SPDのショルツ財務相(63)を次期首相とする新政権樹立に前進した。
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一方、選挙で第2党に転落したメルケル首相の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は指導部の責任を問う声が強まり、混乱に陥っている。選挙戦を率いたCDUのラシェット党首(60)は7日、党の新たな指導体制を決めるために、党大会を開く考えを示した。同氏が退任するとの観測も出ている。
SPDと緑の党、FDPの幹部らはこの日、ベルリンで会い、SPD幹部は協議後「建設的な会合だった」と述べた。(共同)