フィンランドの保健当局は7日、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの接種後、まれに心筋炎などを発症する恐れがあるとして、30歳以下の男性への使用を中断すると発表した。ロイター通信が伝えた。北欧のスウェーデンとデンマークも予防的措置として若者への使用を見合わせている。
フィンランド当局はスウェーデン、ノルウェー、デンマークと実施した研究で「30歳未満の男性が接種後に心筋炎などを発症するリスクが他のワクチンと比べてわずかに高い」ことが示されたと説明。数週間以内に研究の初期データを公表するとした。
ノルウェーは未成年に米ファイザー製を使用しており、30歳未満の男性にもこれに倣うよう呼び掛けている。(共同)