異例の暑さで最も遅い衣替え 神戸の松蔭中・高校

    伝統的なデザインの制服で知られる神戸市灘区の私立松蔭中学・高校で11日、冬服への衣替えがあった。暑い日が続いていた影響で昨年より1週間遅らせて実施。同校で記録が確認できる過去30年で最も遅い衣替えとなった。

    冬服姿で登校する生徒たち=神戸市灘区
    冬服姿で登校する生徒たち=神戸市灘区

    同校によると、制服のデザインは大正14年から100年近く変わっていない同校の伝統。現在も制服にあこがれて入学する生徒が多いという。

    この日、生徒らは落ち着いた雰囲気の濃紺色のワンピース姿で、通学路の坂道を上っていた。中学1年の山田穂香(ほのか)さん(13)は「冬服にあこがれたのが入学の一番の決め手だった。坂道ではまだ暑く感じるけれど、着られてうれしい」と話していた。

    神戸地方気象台によると、この日の神戸市の最高気温は27・9度で、平年より3・7度高い9月下旬並みの暑さとなった。今週中は気温の高い日が続く予報だが、17日ごろからは気温が下がり、秋らしい天気になりそうという。


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