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資金支援ベンチャーの販促後押し 日本クラウドキャピタル

創業間もないベンチャー企業の資金調達を支えてきた「日本クラウドキャピタル」(JCC、東京都品川区)が販売面でも支援に乗り出す。同社のサービスを利用したベンチャーの商品を扱う店舗を期間限定で開設し手応えを得たためで、今後は出店だけでなく、経済番組に経営者を出演させて商品の認知度向上を図る。資金・販売の両面で企業の成長を促す。

日本クラウドキャピタル(JCC)が東急百貨店本店に9月16~20日に出店した「FUNDINNO SHOP」。左がJCCの向井純太郎執行役員=東京・渋谷
日本クラウドキャピタル(JCC)が東急百貨店本店に9月16~20日に出店した「FUNDINNO SHOP」。左がJCCの向井純太郎執行役員=東京・渋谷

JCCは個人がインターネットを通じ少額で非公開企業の株式を取得できる株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」を運営。投資先企業の成長に関わりたい個人投資家を多く抱える。

こうした投資家の応援機会を設けるため9月16~20日、東京・渋谷の東急百貨店本店で、ファンディーノにより資金調達したベンチャー5社の商品を販売する「FUNDINNO SHOP」を開設した。

売り上げは合計で約100万円に達した。その約8割を占めたのがオーダーメード靴の企画・製造販売のcrossDs japan(クロスディーズジャパン、同中央区)。売れ行きが評価され東急から「バイヤーを紹介する」といわれた諏訪部梓社長は「手応えを感じたので、次につなげていきたい」と声を弾ませた。

心拍数や血圧などのデータを手首で測定できる「ランスバンド」をショーケースに並べたMedVigilance(メドビジランス、横浜市西区)も飛躍のチャンスととらえる。一般消費者にも接し、「今後の成長を考えるとブランド認知度を高める必要があると感じた」(高岸聡社長)。近く消費者に直接アプローチする〝BtoCビジネス〟を始めることを決めた。

今回のショップ開設で「ファンディーノ投資家が商品を購入して応援するという需要があることが分かった」とJCCの向井純太郎執行役員は指摘。その上で「ベンチャーの販売支援の力になれることが分かった」といい、販促にも力を入れる。

その一環として、ドラマ連動型電子商取引(EC)サービスの「これポチ」(東京都新宿区)が制作する経済番組「杉村太蔵の情熱先生TV」(TOKYO MXテレビ、毎月第3土曜日)に企画協力。ベンチャー経営者を出演させ、会社紹介とともに商品をアピールさせる。第1弾としてショップに出店した5社の一つ、琉球アスティーダスポーツクラブ(沖縄県中城村)の早川周作代表取締役が11月20日に登場する。

また、商業施設の催事スペースを利用した期間限定の出店の機会を探すほか、JCC内にECサイトを開設する検討も始めた。ベンチャー商品の販売機会を創出し、顧客開拓と知名度向上につなげることで企業成長を後押しする。(松岡健夫)


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