「関西スーパーとしこりない」オーケー二宮社長・一問一答 

    関西スーパーマーケットの買収を目指す首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)の二宮涼太郎社長が20日、産経新聞のインタビューに応じた。一問一答は次の通り。

    オーケー・二宮涼太郎社長=20日午前、横浜市西区のオーケーみなとみらいビル(矢島康弘撮影)
    オーケー・二宮涼太郎社長=20日午前、横浜市西区のオーケーみなとみらいビル(矢島康弘撮影)

    --敵対的買収はしないという方針は変わらないか

    「6月の買収提案時から、関西スーパー経営陣の賛同を得てTOB(株式公開買い付け)を行うとしており、方針は変わらない」

    --激しい争奪戦となり、関西スーパーとの間で禍根を残したのでは

    「一緒にいいスーパーマーケットを作っていこうという提案だ。しこりはないし、十分乗り越えられる」

    --約60店舗を展開する関西スーパーという「器」が欲しかった

    「器が欲しいだけならここまでのプレミアム(1株2250円のTOB価格)は払わない。関西スーパーが今まで作り上げてきたお客さんの信頼やブランドがある。潜在力があるから提案したし、一緒になることでオーケーも成長できる」

    --完全子会社化で関西スーパーはどう変わるのか

    「私たちは『高品質・エブリデーロープライス』を掲げている。より良い商品を、特売日だけでなく毎日安く買える店を、関西スーパーと対話しながら作る。屋号は関西スーパーのままで変わらない」

    --不採算店の整理や雇用についての考えは

    「開けた店は閉めないというポリシーでやってきた。不採算店こそ、お客さんにどんどん来てもらえるよう魅力ある店にしたい。今の従業員に活躍してもらい、お客さんが増えれば店の作業も増えるので、一緒に働く方を増やすことまで考えられるだろう」


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