総務省が22日発表した9月の全国消費者物価指数(令和2年=100、生鮮食品を除く)は、前年同月比0・1%上昇の99・8となった。2年3月以来、1年半ぶりに上昇に転じた。携帯電話の通信料が下がる一方、原油高に伴い電気代やガソリンが値上がりした。前年同月に宿泊料を押し下げていた政府の観光支援事業「Go To トラベル」の影響がなくなったことも寄与した。
品目別では、携帯の通信料が44・8%下落となる一方、電気代が4・1%の上昇だった。灯油は20・2%、ガソリンも16・5%それぞれ上がった。宿泊料は43・1%上昇した。
生鮮食品とエネルギーを除いた指数は0・5%下落の99・3だった。