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「忘れ去られる」懸念 世界マスターズ2026年延期

生涯スポーツの世界大会「ワールドマスターズゲームズ(WMG)2021関西」の国内組織委員会が、大会の会期を来年から2026年5月に再延期する方針を表明した。新型コロナウイルス禍の影響で海外客を見込めないことが理由だが、当初計画から5年もの延期について、スポンサー企業からは「大会自体が忘れ去られるのではないか」などと冷ややかな声も上がる。スポーツ文化の普及で住民の健康寿命を伸ばし、観光産業の振興も図るとしたWMGの理想の実現は一層見通せなくなっている。

2026年5月への開催延期方針を説明する国内組織委の木下博夫事務総長=26日午後、大阪市北区(南雲都撮影)
2026年5月への開催延期方針を説明する国内組織委の木下博夫事務総長=26日午後、大阪市北区(南雲都撮影)

「(延期により)当面は観光業にマイナスの影響もあると思うが、関西のビッグイベントと位置づけ、観光振興に役立てたい」

大阪市内で26日会見した国内組織委の中塚則男事務局長は、WMGの長期延期による関西の観光業への影響にこう理解を求めた。組織委はWMGの開催で約1500億円の経済効果が生まれるとしており、コロナ収束後の開催で「確実に経済効果を生み出したい」(組織委幹部)考えだ。

ただ、会場となっている自治体の関係者は「会場予定地周辺の宿泊施設などは『来年になれば海外から客が来る』と強く期待していた。チラシなども印刷していたが、もう使えないだろう」と述べ、延期は打撃になると指摘する。

また、あるスポンサー企業の関係者は「大会に向けて商品展開などを計画していなかったので、まだ打撃は軽い」としつつも、「5年も延期し、かつ2025年大阪・関西万博後の大会では、誰もWMGのことを覚えていないのではないか」と自嘲気味に語る。


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