米商務省が28日発表した2021年7~9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比2・0%増だった。プラス成長は5四半期連続。ただ新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の拡大などが響き、伸び率は4~6月期の6・7%増から縮小し、景気回復の勢いが大幅に減速した。
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事前の市場予測の2・7%増も下回った。半導体などの部品不足やサプライチェーン(供給網)の混乱も影響した。11月にも量的金融緩和の縮小開始を目指す米連邦準備制度理事会(FRB)は難しいかじ取りを迫られそうだ。(共同)