オーストラリアのモリソン首相は6日、同国の16歳以上に対する新型コロナウイルスワクチンの完全接種率が80%に達したと発表した。1回目接種率は89%。昨年3月から封鎖していた国境を本格的に再開する。
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今月21日からシンガポールとの隔離なしの自由往来を開始。日本や韓国、米国、英国とも取り決めを結び、自由往来できる国を広げたい考えだ。
モリソン氏はこの日、フェイスブックに「これで立ち止まらず、世界で最も接種率の高い国の一つになることを目指す」と書き込んだ。
接種率は国内でばらつきがある。首都キャンベラがある首都特別地域の12歳以上の完全接種率は94%。1回目は99%を超えている。
一方、ウエスタンオーストラリア州の完全接種率は64%にとどまっている。(共同)