ワクチン接種証明をデジタル提示 日航、米国行き路線で

    日本航空は8日、新型コロナウイルス感染の検査結果などをスマートフォンで確認できるデジタル証明書アプリ「VeriFLY(ベリフライ)」に、ワクチン接種証明書の情報を登録できるようにしたと発表した。米国が同日から入国者へのワクチン接種を義務化したことに合わせた取り組み。出国時にデジタル化したワクチン接種証明を提示できるようにしたのは国内の航空会社で初めて。

    羽田空港に並ぶ日本航空機(納冨康撮影)
    羽田空港に並ぶ日本航空機(納冨康撮影)

    日航によると、デジタルでの接種証明が導入されるのは、ハワイやグアムを除く米国行きの路線。ベリフライは米国で開発され、既に同国や欧州の一部路線で導入されている。陰性証明や接種証明の登録に加え、渡航先の入国要件に沿った必要書類などを事前に参照し、入力できる。

    利用客は事前に取得した接種証明書や必要書類の情報をベリフライに登録すると、アプリが渡航の可否を自動的に判定。アプリ上に表示された「渡航可能」とする画面を出発当日に空港で提示することで、必要書類を個別確認することなくスムーズに手続きを済ませられるという。

    今後は欧州やアジアなどの路線でも同様の運用を拡大していく方針。


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