習近平氏の長期政権にらみ人事調整本格化 6中総会開幕

    6中総会で人事は主要議題ではないが、水面下で調整が進むとみられる。

    8日、北京市内で、6中総会の会場とみられる施設近くで警戒にあたる警察官(共同)
    8日、北京市内で、6中総会の会場とみられる施設近くで警戒にあたる警察官(共同)

    一方、党内引き締めの動きも進む。5日には最高人民検察院(最高検)が、収賄の疑いで孫力軍(そん・りきぐん)・元公安次官の逮捕決定を発表。10月には党の中央規律検査委員会が、傅政華(ふ・せいか)・前司法相を重大な規律違反や違法行為の疑いで調査中と発表するなど、公安・司法部門で有力幹部の摘発が続く。

    当局は「孫力軍の政治グループが害毒を流した」などと批判を展開した。習氏は、反腐敗キャンペーンで敵対する政治勢力の幹部を失脚させるなどして党内基盤を固めたが、党内は決して一枚岩ではないことを示唆する。党大会へわずかなリスクも排除するため統制強化が続くとみられる。


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