米連邦準備制度理事会(FRB)は8日、10月まで金融規制担当の副議長を務めていたクオールズ理事が12月末で理事も退任すると発表した。バイデン米大統領は近く、議長や副議長などFRBの新体制を率いる首脳人事を発表するとみられる。
クオールズ氏はトランプ前大統領が指名し、2017年10月に副議長と理事に就任。副議長職は今年10月に任期満了を迎え、金融安定理事会(FSB)の議長の任期も12月2日で満了。32年まで任期がある理事からも退くことになった。
規制緩和派で、与党民主党左派からはたびたび批判されていた。(共同)