米電気自動車(EV)新興企業のリビアン・オートモーティブが10日、米ナスダック市場に上場した。初日の株価は新規株式公開(IPO)価格より約29%高の100・73ドル(約1万1500円)で取引を終えた。世界的な環境規制強化を背景に、米テスラに続くEVの成長株として期待を集め、買い注文が膨らんだ。
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リビアンにはIT大手アマゾン・コムや自動車大手フォード・モーターなどが出資してきた。10日終値換算の時価総額は859億ドル(約9兆7800億円)と、ゼネラル・モーターズ(GM、860億ドル)と肩を並べる規模になり、フォード(773億ドル)を超えた。
IPOで約119億ドルを調達。スカーリンジ最高経営責任者(CEO)は米メディアに「新工場の建設や電池の安定確保に役立てる」と述べた。(共同)