香港の裁判所は11日、中国からの香港独立を主張するスローガンを叫んだなどとして、香港国家安全維持法(国安法)の国家分裂扇動罪に問われた男性(31)に禁錮5年9月の実刑判決を言い渡した。同法違反で実刑判決が出たのは2人目。12日付の香港紙、明報などが報じた。
男性は昨年8月から11月にかけて、商業施設や警察署の周辺などで「香港独立が唯一の活路」「香港人建国」といったスローガンを繰り返し叫んだり、プラカードを掲げたりしたとして罪に問われた。
香港では今年7月、香港独立の主張を意味するスローガンの旗を掲げてバイクで警官隊に突入したなどとして、国安法違反に問われた被告が禁錮9年の実刑判決を言い渡されている。(共同)