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中国、10月は工業生産微増 投資は減速

【北京=三塚聖平】中国国家統計局が15日発表した10月の主要経済指標によると、工業生産は前年同月比3・5%増だった。伸び率は前月(3・1%)からわずかに拡大。政府が普及を後押しする新エネルギー車などが牽引し、8カ月ぶりに加速したものの、依然として低水準に留まる。投資に関する指標も減速傾向が続いており、世界に先駆けて新型コロナウイルス禍からの回復が進んだ中国経済の勢いが落ちている。

中国恒大集団の住宅展示場=9月、北京(AP=共同)
中国恒大集団の住宅展示場=9月、北京(AP=共同)

工業生産は、主要産品の生産量で集積回路(IC)が22・2%増となったほか、新エネ車が2・3倍と大きく伸びたことで自動車もマイナス幅を縮めた。9月には中国各地で電力不足による供給制限が深刻化したことが響いたが、石炭の増産などにより電力供給の改善が進んだと統計局は指摘している。

消費動向を示す小売売上高は4・9%増だった。前月から0・5ポイント伸びており、2カ月連続で前月を上回っている。ただ、中国各地で新型コロナの散発的な感染拡大が起きて制限措置が設けられていることを背景に、飲食店収入は2・0%と、伸び率は前月(3・1%)から縮小した。

企業の設備投資を含む固定資産投資は、1~10月の累計で前年同期比6・1%増。伸び率は1~9月(7・3%)から縮小しており、道路などのインフラ投資は1・0%増にとどまっている。不動産開発投資も7・2%増で、減速傾向が続いている。

統計局が同日発表した10月の新築住宅価格指数は、主要70都市のうち52都市で前月と比べ下落した。下落した都市は前月から16都市拡大。中国政府は、不動産バブルを抑制する姿勢を強めており、中国恒大集団など不動産大手の経営や販売状況が苦しくなっていることを反映している。


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