ミャンマー訪問中の笹川氏、複数のNLD幹部と面会

    国軍がクーデターで全権を握ったミャンマーを訪問中の笹川陽平日本財団会長が18日、最大都市ヤンゴンで共同通信の単独取材に応じ、複数の国民民主連盟(NLD)幹部と面会したことを明らかにした。NLDはアウン・サン・スー・チー氏が率い、2月のクーデターの前まで政権を担っていた。

    日本財団の笹川陽平会長
    日本財団の笹川陽平会長

    相手の名前や内容は明かさず「非常に高い地位の人たち」と述べるにとどめた。国軍はクーデター後、スー・チー氏をはじめNLD幹部を次々と拘束しており、面会を認めるのは異例。今月13日に笹川氏が国軍のミン・アウン・フライン総司令官と会った際、スー・チー氏の解放を求めたかどうかは「コメントできない」とした。

    また、クーデター後に拘束された英字誌編集幹部の米国人ダニー・フェンスター氏(37)の解放を巡って、米政府から国軍に働き掛けるよう要請を受けていたと説明した。フェンスター氏は15日に解放された。

    笹川氏はミャンマー国民和解担当の日本政府代表を務め、総司令官と直接連絡が取れる関係にある。(共同)


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