秋の味覚、サンマは記録的な不漁が続いています。小ぶりでも値段が高めですね。同じ青魚のサバに目をつけたのですが、ひなちゃんはあの独特のクセは大丈夫かな?
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「トマトケチャップを使ったあんを絡ませて、炒め物にするのはどうかしら」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がすすめてくれました。
カラフルな野菜と、冷蔵庫にあった厚揚げも合わせて、ボリュームたっぷりの炒め物にしてみました。
サバのおろし身は1センチ幅に切って、片栗粉をまぶしつけます。
「厚くつけてしまうと焦げやすくなって、食感もかたくなってしまうから薄くつけるのがポイントよ。余分な粉は、はたいて落としてね」と江上先生。
まずサバを両面こんがりと焼いて、いったん取り出します。キッチンペーパーでフライパンを拭き、野菜を炒めたところで厚揚げを加えて、サバを戻し入れます。ケチャップあんの合わせ調味料を加えて、全体を絡ませるように炒めると、おいしそうなとろみがつきました。
早速、温かいうちにいただきます。ちょっと甘めの酢豚風の味付けに、サバのクセがうまくマスキングされて気になりません。厚揚げのやわらかな食感と、野菜のシャキシャキした食感がよく合っています。ママもひなちゃんも、せっせと箸を動かしています。
江上先生はこんなアレンジも教えてくれました。「サバの代わりに、鶏の唐揚げを使ってもおいしいの」
《材料・3人分》
サバ(二枚おろしの身)……1枚
厚揚げ…………½枚(100グラム)
タマネギ………………………50グラム
ピーマン………………………2個
パプリカ(黄)………………⅓個
長ネギ…………………………10グラム
ショウガ……………………1かけ
トマトケチャップ、しょうゆ、酢、砂糖、片栗粉、サラダ油
《作り方》
❶サバは1センチ幅に切る。
❷厚揚げは縦に半分に切ってから1センチ幅に切る。
❸長ネギ、ショウガはみじん切りに。
❹ピーマン、パプリカ、タマネギはそれぞれ2センチ角に切る。
❺ケチャップ大さじ2、酢、しょうゆ各大さじ1、砂糖小さじ1を混ぜる。
❻①に薄く片栗粉をまぶしつける。
❼フライパンにサラダ油大さじ1を熱して⑥をこんがりと焼き、取り出す。❽⑦のフライパンを軽く拭いてサラダ油大さじ1を熱し、③をさっと炒めて④を加え、炒め合わせる。②を加え、⑦のサバを戻し入れて⑤で調味し、全体に絡ませる。器に盛る。