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新変異株は「オミクロン株」 WHO「懸念される変異株」指定

【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)は26日、南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株を、最も警戒レベルが高い「懸念される変異株(VOC)」に指定し、「オミクロン株」と命名した。オミクロン株は、世界で流行の主流となっているデルタ株などよりも再感染のリスクが高い可能性があり、WHOは各国に警戒を呼びかけている。

スイスのジュネーブにあるWHO本部(共同)
スイスのジュネーブにあるWHO本部(共同)

VOCは、感染力や毒性が強く、公衆衛生上の大きな脅威となる変異株が分類される。インド由来のデルタ株や英国由来のアルファ株など4つの変異株がすでにVOCに指定されており、オミクロン株は5つ目。世界的な警戒対象となったことで監視態勢が強化される。オミクロン株はギリシャ語のアルファベットから名付けられた。

WHOによると、今月9日に採取された検体から最初のオミクロン株の感染が確認され、24日に南アから初めて報告があった。南アの多くの地域でオミクロン株の感染者が増加しているとみられる。

WHOは26日の声明で、オミクロン株について「数多くの変異が生じており、いくつかの変異は懸念されるものだ」と指摘。感染拡大の速度が早い可能性があるほか、デルタ株など他のVOCよりも再感染リスクが高いことを示す「暫定的な証拠」も確認したとした。

WHOは、各国に対しオミクロン株の監視を強化するほか、初期の感染例やクラスター(集団感染)の発生をWHOに報告することを求めた。

一方、米CNBCテレビ(電子版)は26日、WHOがオミクロン株がワクチンの効果などにどのような影響を与えるかを解明するには数週間かかるとの見解を示した、と報じた。

CNBCなどによると、米ファイザーと独ビオンテックは必要に応じて迅速に両社が開発したワクチンを適応させるため、オミクロン株の調査を開始。遅くとも2週間以内にオミクロン株に関するデータの取得が可能とみているという。



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