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過熱報道 対応ご言及 秋篠宮さま 反論の「基準作り」必要 宮内庁、情報発信を模索

30日に56歳の誕生日を迎えた秋篠宮さまは記者会見で、10月に結婚した長女の小室眞子さん(30)に対し一部週刊誌やインターネット上で続いたバッシングについて、反論する場合の「基準作り」の必要性に言及された。皇室の方々が報道対応について述べられるのは異例だ。宮内庁も新たな情報発信の「研究」に着手し、時代に適した在り方の模索が始まっている。

56歳の誕生日を前に記者会見される秋篠宮さま=25日、東京・赤坂御用地の赤坂東邸(代表撮影)
56歳の誕生日を前に記者会見される秋篠宮さま=25日、東京・赤坂御用地の赤坂東邸(代表撮影)

宮内庁は10月1日、眞子さんが誹謗(ひぼう)中傷と感じられるできごとを繰り返し体験したことで「複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)」と診断されたことを公表した。平成29年9月の婚約内定から結婚までの4年間、夫の圭さん(30)やその家族だけでなく、眞子さんや秋篠宮ご一家に対するバッシング報道も過熱。記事にコメントする形で、ネット上でも攻撃的な書き込みが相次いだ。

秋篠宮さまは会見で、眞子さんが体調を崩した理由は「週刊誌」と「ネット」両方にあったとご指摘。その上で週刊誌には「創作というか作り話が掲載されていること」と「傾聴すべき意見」の両面があることに触れ、「全てを否定するという気にはなれません」と述べられた。誹謗中傷については雑誌かネットかを問わず「許容できるものではありません」と口にされた。また、次女の佳子さまや長男の悠仁さまが結婚される際、同様の事態が繰り返される可能性に関する質問には「今後もこういうことは多分続くでしょう」とご発言。報道に反論する際には基準が必要との考えを明かされた。

皇室へのバッシングをめぐっては5年、上皇ご夫妻に対する報道が過熱し、上皇后さまがいわゆる失声症を発症されるまでの事態に発展。宮内庁は6年、報道対応を専門業務とする「報道室」を新たに設置した経緯がある。

宮内庁はこれまで報道に反論する際、ホームページに掲載する形をとってきたが対処の基準はなく、「看過できないものに対応する形」(宮内庁関係者)だった。新聞やテレビ、雑誌、ネットも含めて膨大な数の記事を全て確認することは困難で、宮内庁幹部は「一つ否定すれば他は正しいとなりかねず、反論は簡単ではない」と明かす。実際に、宮内庁は眞子さんや秋篠宮ご一家へのバッシングにも積極的に反論してこなかった。

しかし、眞子さんが体調を崩すに至ったことを受け、西村泰彦長官は10月、「情報発信は時代の変化に伴ってどういう在り方がふさわしいのか研究していきたい」と表明。既に過去の週刊誌報道への対応や、他省庁のSNSの使い方を確認するなど情報収集を始めている。

ある宮内庁関係者は「試行錯誤しながら個別の対応を積み上げていくことで、対処の基準ができていくという形になるのではないか」と話した。


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