• 日経平均27777.90-448.18
  • ドル円135.47135.48

泣き寝入りしなくていい社会を 犯罪被害者ら街頭活動

「犯罪被害者週間」(11月25日~12月1日)に合わせ、犯罪被害者らでつくる一般社団法人「犯罪被害補償を求める会」(神戸市)のメンバーらが、遺族らへの経済的支援強化などを求め、神戸市中央区で国会請願への街頭署名活動を行った。和歌山の犯罪被害者も参加。置かれた厳しい現状を訴えるとともに、「泣き寝入りしなくていい社会」の実現を目指して支持を呼びかけた。

被害者が泣き寝入りしたくていい社会づくりを目指し、支持を呼びかける「犯罪被害補償を求める会」の藤本護理事長=神戸市中央区
被害者が泣き寝入りしたくていい社会づくりを目指し、支持を呼びかける「犯罪被害補償を求める会」の藤本護理事長=神戸市中央区

現在の国の犯罪被害者等給付金は見舞金としての性格が強く、給付額や条件に課題が多い。

街頭署名活動には、和歌山県紀の川市で平成27年、近所の中村桜洲(おうしゅう)受刑者に刺殺された市立名手小5年、森田都史(とし)君=当時(11)=の70代の父親も「(犯罪被害者の立場を)少しでもいい方向にしたい」と参加。街頭で通行人らに訴えをまとめたビラを配るなどして、署名への協力を呼びかけた。

事件をめぐっては、令和元年7月、中村受刑者に対し、殺人罪などで懲役16年の2審大阪高裁判決が確定している。損害賠償を求めた民事訴訟では、和歌山地裁が平成30年8月、中村受刑者に約4400万円の支払いを命じたが、今も支払われていないという。

父親は「私たちはつらい気持ちのまま、『忍』の一字で頑張っている。もっと(国の)支援があってしかるべきだ」と訴えた。

会の理事長で、兵庫県の元尼崎市議の藤本護さん(91)は平成14年、妻を知人の男に刺殺され、自身も瀕死(ひんし)の重傷を負った。

藤本さんは街頭で犯罪被害者の現状を伝え、「今の国の犯罪被害者に対する補償を、もう少し良くしてほしい」と強調。メンバーらと協力し、ビラを配ったり署名を求めたりして協力を呼びかけた。(藤崎真生)


Recommend

Biz Plus

Recommend

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)