松野博一官房長官は2日の記者会見で、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」拡大を受けた水際対策として、国際線の新規予約停止を求めた政府の要請を撤回したと明らかにした。「一部関係者に混乱を招いてしまった」と述べた。
松野氏は、要請について「緊急避難的対応として予防的観点から講じた」と説明した。1日当たりの入国者を5千人から3500人に引き下げたことを受け、国土交通省が11月29日、12月中に日本に到着する航空便の新規予約受付を停止するよう航空会社に要請したと明らかにした。
岸田文雄首相は国交省に対し「日本人の帰国の需要に十分配慮して対応する」よう指示した。これを受け、国交省は一律受付停止の要請を取りやめなどを航空会社へ改めて通知した。































