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柳楽優弥、たけし役に挑戦 ネトフリ映画「浅草キッド」

世界的な映画監督としても知られる、お笑いタレントのビートたけし(北野武)が師匠である深見千三郎(ふかみ・せんざぶろう)と過ごした青春時代を描いた自叙伝を基に、お笑い芸人「劇団ひとり」が監督・脚本を手掛けたNetflix(ネットフリックス)映画「浅草キッド」が9日、全世界独占配信される。深見役の大泉洋(よう)とのダブル主演で、たけし役を務めた柳楽(やぎら)優弥に作品について聞いた。

「純粋にエンターテインメントとして楽しんでほしい」と話す柳楽優弥(川口良介撮影)
「純粋にエンターテインメントとして楽しんでほしい」と話す柳楽優弥(川口良介撮影)

映画の舞台は、昭和40年代の浅草の演芸場。たけしは大学を中退し、東八郎や萩本欽一ら人気コメディアンを育てた〝幻の浅草芸人〟と呼ばれる深見に弟子入り。修行に励み、漫才コンビ「ツービート」を結成して人気芸人になるまでを描いている。

柳楽の持つ孤高のたたずまいとシャイなところがたけし本人に通じる、と監督にオファーされたが、「二つ返事で『ハイ』という感じではなかった」と数日間熟慮したことを明かした。

「もちろんすごくうれしかったんですが、たけしさん役なので漫才やコントをしないといけない。自分にできるのかなという恐怖感があり、結構考えましたね」

たけし独特の話し方や癖は、ものまねタレントの松村邦洋に指導を受けたという。まず最初に教わったのが口癖「バカヤロー」だが、このワンフレーズに終始苦しめられた。

「誰もが知っている名セリフですからね。自然な感じで演じなければならず、ものまねではいけないというのが難しかった。それに監督自身、ものまねがうまいんですよ。だから余計にやりにくかったですね」

劇中、見事なタップダンスも披露している。「練習に3、4カ月かけました。1曲丸々覚えるなど、技術的な役作りがたくさんあった。たけしさんの声とか話し方とか、監督が『OK』というまでしっかりなじませないといけないので大変でした」

ただ、監督に対しては「作品への強い思い入れがあり、しかもセンスがいい監督の演出を受けられたときのうれしさは途轍(とてつ)もないんですよ。今回、それを感じられた。正直、大好きですね」と厚い信頼を寄せる。

今回、劇場用映画ではなくネットフリックス映画に初めて出演した。「映画界が変わってきているんだな、と感じますね。今まではハリウッド映画など海外の作品に出演し、世界中の劇場で見てもらうことが、俳優の夢みたいなところがあった。でも配信映画なら国内で製作されても多くの国で見てもらえるので、こうやって参加できてラッキーです」

(水沼啓子)

やぎら・ゆうや 平成2年、東京生まれ。16年、デビュー映画「誰も知らない」でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞。その後、「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「映画 太陽の子」などの作品で主演を務める。ドラマ、舞台などにも多数出演。


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