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地震続発 南海トラフ影響否定も専門家「備え見直して」

山梨県と和歌山県で3日午前、最大震度5弱を観測する地震が続発した。専門家によると、同じ日に震度5弱クラスの地震が2回起きるのは「偶然の可能性が高い」。気象庁も和歌山県の地震と、最大で死者30万人以上と推計される南海トラフ巨大地震への影響を否定した。しかし巨大地震はいつ起きても不思議ではなく、専門家は「防災のあり方を見直す機会にしてほしい」としている。

和歌山県の地震の震源は紀伊水道。南海トラフ巨大地震の想定震源域近くだが、京都大防災研究所の片尾浩准教授(地震学)は「地震の規模などから、直接巨大地震につながることはないと思われる」との見方を示す。

気象庁や片尾准教授によると、今回の地震は陸側のプレートの内部で起き、震源の深さは18キロ。これに対し、南海トラフ巨大地震を引き起こす海側と陸側とのプレート境界の深さは推定約30~40キロだ。片尾准教授は「震源はプレート境界からも離れており、直接の影響はない。今回の地震が広がって巨大地震につながる可能性は低い」。気象庁も「南海トラフの発生可能性が平常時より高まっているとは考えていない」との見解だ。

一方、南海トラフ巨大地震の発生は「いつ起きても不思議ではなく『秒読み段階』」(片尾准教授)。今後30年以内にマグニチュード(M)8~9級が起こる確率は70~80%と算出されている。片尾准教授は日頃から地震に備える大切さを訴え、家具の固定や避難経路の確認、家族との連絡手段の共有といった基本的な対策を見直すよう呼びかけた。(桑村大)


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