ロボットベンチャーZMP(東京)などは3日、名古屋市の繁華街、栄の地下街で自動運転宅配ロボを使って食品を運ぶ実証実験を行った。地下街での実用性を調べ、商用化の可能性を探る。
ZMPが開発した宅配ロボ「デリロ」は高さ108センチ、長さ96センチ。搭載するレーザーやカメラを使って自動で動く。後部に宅配ボックスがあり、ロボ本体のカメラにスマホの専用QRコードを読み取らせると施錠や解錠ができる。
実験では、ロボットが地下街の広場からパンの販売店までゆっくりと走行。店員が宅配ボックスにパンを入れると再び走りだし、状況に応じて「右に曲がります」、「すみませんが道をお譲りください」などと音声を発しながら人混みを上手に避けて元の場所に戻った。
人を乗せて自動運転するロボットの走行実験なども併せて行った。
































