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【CARストーリー】欧州の人気No.1SUV ルノー・キャプチャー

ルノーのキャプチャーというフランス車をご存じだろうか。日本での知名度は高くないが、ヨーロッパでは昨年のSUV年間販売台数トップに立つ。しっかりしたクルマづくりで、街乗りから長距離ドライブまで難なくこなす優等生だ。このクラスは日本でもホンダのヴェゼルやトヨタのCH―Rなどが激しい争いを繰り広げる激戦区。欧州トップの実力はいかほどか…、フランス発の人気車、キャプチャーに試乗した。

(土井繁孝、写真も)

欧州で一番人気を誇るSUVルノー「キャプチャー」。フランス車のクオリティーは年々向上し、ドイツ車に引けを取らない仕上がりだ=横浜市中区(ソニー α1 FE70-200mm F2・8GM)
欧州で一番人気を誇るSUVルノー「キャプチャー」。フランス車のクオリティーは年々向上し、ドイツ車に引けを取らない仕上がりだ=横浜市中区(ソニー α1 FE70-200mm F2・8GM)

フランスの三大メーカーというとシトロエンにプジョー、そしてルノーの名が挙がる。クルマを〝下駄代わり〟にするお国柄だけに、扱いやすい大衆車がラインアップの中心となり、人気も高い。

外車の泣き所でもあるナンバープレートの取り付け位置も上手に処理する
外車の泣き所でもあるナンバープレートの取り付け位置も上手に処理する

とはいえ、ファッションへのこだわりは強く、3社ともに個性あふれるオシャレなデザインが魅力だ。故障が多いといわれたイメージも今は昔。時代の流れに乗って、信頼性も向上し高級感をまといつつある。

キャプチャーは全長4230ミリ、全幅1795ミリで大きさはプリウスとほぼ同じ。エンジンは1・3リッター直列4気筒ターボで最高出力は154馬力と十分なパワーがある。

ここ数年、フランス車はクオリティーの向上が続きライバルにも引けを取らない。ボディーの骨格となるシャーシーの精度が上がり、乗り心地がよくなった。インテリアも素材に高級感があり、飽きがこない出来栄え。デザインは各社ともに個性的で、エンブレムを見なくてもどこのメーカーかすぐにわかる。


今回の試乗は高速道路をメインに600キロほど走ってみた。ドイツ車を筆頭にヨーロッパのクルマは、スピードが上がるにつれて安定感が増していく。適度なパワーだが、ターボの利きがよく、アクセルを踏み込むとレスポンスよく加速する。

クルーズコントロールもいい仕上がり。搭載されるセンサーが優秀で、車間距離の取り方や、ブレーキのかけ方も違和感を覚えない。好みもあるが、スピードを上げるときは急加速気味なので、もう少しマイルドな設定でもいい気もする。

欠点といえばスタートするときに、多少のショックを感じることがあるくらいか。この手の技術は日本やドイツが優れていると思っていたが、ほとんど差はなかった。

足回りは硬めで安定感があり運転しやすい。路面の凹凸などがハンドルを通して伝わってくるが、嫌なショックは少なく、安定感が上回る。


非常によくできたクルマだけに、インテリアが日本車のようなデザインなのが悩ましいところ。プジョーやシトロエンのような、フランスの薫りを感じにくい。逆にいえば、それが欧州での人気につながっているのかもしれないが。

フランスのクルマに興味はあるが、あまり目立ちすぎるのも気恥ずかしい。そんな人にとって、ルノーはおすすめのブランドだ。


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